調査・研究

ドイツの地方自治情報メモ

ドイツ

州の行政改革について

2008年05月12日 

・16の州のうち、12は規模の大きな州である。(その他の4つは、3つの都市州、及び規模の小さなザールラント州である)
・過去、ほとんどの大規模な州は、行政管区と呼ばれる、州の行政機関により州行政が行われてきた。(なかったのは、ザールラント州とシュルスヴィーヒ・ホルシュタイン州のみ)
・バイエルンは特殊な状況となっている。行政管区と、選挙で選ばれた首長及び議員から成る自治体である郡市連合区が、重なり合って存在している。その役割はかなり互いにからみあっている。
・1980年代以降、行政管区の廃止、あるいは少なくとも再構築の必要性が議論されてきた。
・行政管区が最初に廃止されたのは、2000年、ラインラント・プファルツ州においてであった。しかし行政管区としては廃止されたものの、特定の役割を付された上で事業所としては存続している。
・ニーダーザクセン州では2005年1月に行政管区が廃止された。その業務は他の専門機関へ移され、一部の業務は民営化され、また業務の10%は地方自治体に移管された。
・バーデン・ヴュルテンベルク州とノルトライン・ウェストファーレン州は、行政管区の再構築について長く議論してきた。結局行政管区を廃止はせず、内部構造を抜本的に改革し、特殊機関の多くを廃止し効率性を高め、地元自治体に一定の権限を移譲することとなった。

【出典】
各州の内務省ウェブサイト等

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