調査・研究

デンマークの地方自治情報メモ

デンマーク

改革プログラム2008の策定

2008年11月25日 

デンマーク財務省は、10月15日、「改革プログラム2008」を発表した。
 この改革プログラムは、2005年に策定された改革プログラムの抜本的見直しではなく、2005年からの改革戦略の路線を延長するとともに、2006年から2007年にかけての進捗状況をチェックするためのものである。
 今現在の重要な課題としては金融の安定化施策があげられるものの、政府の優先順位としては、必要な経済構造改革を引き続き推し進めていくことが重要であるとしており、グローバル社会の利益を享受して、21世紀型の福祉国家モデルを実現することを掲げている。
 デンマークにおける失業率は昨年よりさらに低下し、2008年7月~8月には、1.6%の歴史的な低水準を達成した。企業の雇用は更に増加しており、他国との比較においても高い水準である。このため、デンマークでは労働力不足が生じており、労働市場の供給能力が縮小する中でさらに高い雇用水準を維持することが大きな課題である。
 このため、今回の改革プログラム2008の重点は、特に、雇用計画、病欠休暇へのアクションプラン、労働市場委員会、税務委員会等におかれている。

【出典】
デンマーク財務省ウェブサイト
http://uk.fm.dk/Publications/2008/1642-Denmarks%20National%20Reform%20Programme.aspx

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