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ストックホルム市の公共交通

2010年03月15日 

〔概要〕
 市内の公共交通施策を担当するストックホルム市交通局は、環境に配慮した公共交通体系を実現するとともに、徒歩、自転車、公共交通の利用を高めることを目指し、様々な対策を行っている。
 毎日70万人以上がストックホルム市交通局の交通機関を利用しており、朝のラッシュアワーには、市内中心部への移動者の78%が公共交通を利用している。

〔具体的な取組〕
・ストックホルム市交通局が運行している交通機関の約75%、地下鉄等に限定すると100%が再生可能エネルギーを利用している。
・世界最多である400台のエタノールバスを所有しており、またバイオガスバスも約100台所有している。
・温室効果ガスの排出を削減する新しい技術を継続的に導入。2003年から2005年には燃料電池バスを、2009年には電気とエタノールのハイブリッドバスを導入した。
・バイオガスバスへの投資を拡大することにより、2011年までに非化石燃料をエネルギー源とするバスが50%を占める見込みである。
・2025年までに、全公共交通機関のエネルギー源を非化石燃料とすることを最終的な目標としている。
・公共交通を利用するストックホルム市民の数を増加させるため、環境に関する情報の提供、サービスの頻度を高めるなど、積極的に取組んでいる。
・公共交通を利用した出張を増やすよう、地域の企業に働きかける試みも行っている。

【出典】
ストックホルム市のwebsite
http://international.stockholm.se/Stockholm-by-theme/A-sustainable-city/


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