・オスロの人口約56万人のうち約14万人が移民である。
・移民はこの10年間で5万人増加した。
・移民の出身地は、パキスタン、ソマリア、スウェーデン、ポーランド、イラク等である。
・移民に対する市民からの反応はポジティブなものが多い。これは彼らがノルウェーの労働力不足の解消、他文化化に寄与していると考えられているからである。
・政府は労働許可のルールを緩和し、移民が到着したその日から働けるよう法改正をおこなった。
・問題がまったくないかというとそうではなく、雇用者から移民が搾取される事件の発生、ノルウェー経済の将来等懸念材料もある。
カテゴリー別アーカイブ: 地方自治一般
基本情報について
2008年03月17日(県及び市)
・県が19、市が431ある。
・市の半数が人口5千人未満である一方、オスロ市の人口は55万人であり、市によって人口規模の差が大きい。
(自治体の、雇用者及びGDPに占める高い割合)
・労働者の20%が地方公務員である。地方自治体がGDPの10%以上を占めている。
(国と地方自治体の事務分担)
・国と地方自治体の事務分担は、次のとおり。
国:社会保険、特定医療、大学、難民・移民、国営鉄道、農業、環境など
県:高等学校、県道、産業振興、地域計画、文化振興など
市:小学校、幼稚園、老人福祉、障害者福祉、地域の文化振興など
(地方財政の特徴)
・支出の多くの部分を学校行政が占める。(県で57%、市で35%)
・自治体の収入は、県が国からの補助が47%、地方税が41%。市は国からの補助が31%、地方税が44%。
【出典】
“Local Government in Norway”(地方政府及び地域開発省作成)