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JAPAN祭り2011

自治体国際化協会ロンドン事務所では、9月18日(日)にテムズ河畔のカウンティー・ホール(旧ロンドン市庁舎)周辺で開催された「JAPAN祭り2011」に、昨年に引き続き出展し、今回は、東日本大震災で大きな被害を被った岩手県、宮城県、福島県及び仙台市の復興情報の発信に努めました。

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1 祭りの概要

3回目を迎えるJAPAN祭りは、日本文化を紹介する催しとしては欧州最大といわれており、今年の会場は、ビッグ・ベンで有名な英国の国会議事堂からウェストミンスター橋を渡り、ミレニアム記念事業として設置された大観覧車「ロンドン・アイ」に隣接する観光名所で行われました。
今回から日本クラブ、英国日本人会、ジャパン・ソサイエティ、英国日本商工会議所が共同で法人を立ち上げ、準備段階からしっかりした広報なども行ったことから、主催者発表では、昨年の5万人を大きく上回る7万人の来場者があったとのことです。天候にも恵まれ、英国人を始め海外からの観光客が多く、在英の日系高等学校の生徒さんたちや日本人の方々も見かけました。特設会場では、日本舞踊や華道、剣道や合気道など日本の文化が紹介され、日本食や日本酒、和菓子の販売を始め、JET帰国者の同窓会、県人会や日本語補習校の保護者グループなど100を超える出展があり、大変賑やかで日本国内で開催されている祭りのようでした。

2 岩手県、宮城県、福島県及び仙台市の情報発信

当事務所では、被災地3県1市の知事と市長からの直筆サイン入りの共通メッセージを日本語と英語で作成して来場者に説明しながら配布しました。また、3県1市それぞれについて、ポスターやパンフレット、PRグッズを使って世界文化遺産に登録された平泉や戦国の武将伊達正宗、鶴ヶ城、夏の夜を飾る七夕祭りなどを紹介し、観光客の誘客促進に努めました。
今回の出展に際しては、来場者の思いを被災地の方々に届けるために、Tシャツを用意して来場者にサポート・メッセージを書いていただくことにしました。多くの来場者から励ましや温かい支援のメッセージを頂き、用意したLサイズのTシャツの前後が、あっという間に横文字で埋まり、最後は肩の部分にまで書いていただきました。
開会式終了後に当事務所のブースにハント英国文化・オリンピック・メディア・スポーツ大臣が訪問された折には、田中所長が今回の出展の趣旨を中心に説明しました。文化等を所管する大臣に直接、被災地の状況をお話しする機会が持てたことは、当事務所としても大きな成果でした。

3 来年度に向けて

当事務所では、来年度は展示規模を拡大してジャパン祭りに出展する予定です。日本各地の観光魅力を紹介することで、地道に日本ファンを増やし、訪日観光客の増加や交流のきっかけづくりを進めていきたいと考えています。

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