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JAPAN祭り2010に初出展-日本の文化と地方をPR

2010年9月18日にロンドン市内で開催された「JAPAN祭り2010」に初めて出展し、主にJLGCに勤務する職員の派遣元自治体の観光パンフレット配布をはじめ、様々なツールを使って日本の各地方のPR活動を行いました。

JAPAN祭りは今年で2回目となる日本文化紹介イベントで、主催は日英国際理解を促進するために活動しているジャパン・ソサエティと英国日本人会。昨年度は3万5千人が集まり大混雑したため、会場面積を2倍に増やしたところ、主催者発表で今年は5万人が会場に足を運んだそうです。1日限りのこのイベント、メインステージではのど自慢、合唱、盆踊り、生け花パフォーマンスが、武道ステージでは、柔道、剣道、合気道などが披露され、また、ファミリーステージでは太鼓演奏や日本舞踊、お神輿の練り歩きが行われました。
さらに、140を超える屋台(ブース)が出展しましたが、その半分以上が飲食物の販売で、焼そば、カツカレー、焼き鳥、お好み焼き、豆腐、日本酒、和菓子などが扱われていました。この他、漆器や着物・浴衣の展示販売、習字や俳句、折り紙の体験、それから旅行代理店の屋台も5つほど出展し、日本への旅を勧めていました。

前述のとおりJLGCは派遣元自治体の観光情報の提供を行いましたが、観光の中でもテーマを特化しようと取り上げたのが「温泉」。職員の出身自治体は群馬、静岡、岐阜、神戸といった温泉どころから来た職員が多かったことからの発想です。幕末から明治にかけて日本を訪れた英国人の温泉(文化)との出会いについてのパネルを展示し、当時、英国人が持った異文化に対する見方を紹介したり、温泉への入り方を紹介したマンガ小冊子を配布したりしました。また、温泉地から提供していただいた入浴剤や手ぬぐい等を無料でプレゼントし、各地の観光PRを行いました。同時に、これまで訪れた観光地・温泉地や、これから行ってみたい観光地・温泉地等を尋ねるアンケートも行いました。また、横2.4m、縦1.7mの巨大日本地図を用意し、行ったことのある日本の場所に、日本で体験したことや印象に残ったことなどを小型の旗に書いて貼ってもらうアクティビティ「Map of JAPAN」も行いました。

最終的にはアンケートが200、旗に書いていただいたコメントが400以上と、予想以上にたくさんの方に訪問をしていただきました。日本を訪問したことのある方のうち、行ったことのある観光地・温泉地は、人気の高い順に「京都」「東京」「箱根」「別府」「大阪」、今後行ってみたい観光地では「北海道」「沖縄」「別府」「富士山」「京都」となりました。一方、日本を訪問したことのない来場者の多くが、行ってみたい観光地として「東京」「京都」「富士山」を挙げていました。初めての日本訪問では東京・京都といったよく知られた場所に行きたいという声が多いのですが、訪問が2度目以降となると旅行者の興味も各地に分散するようです。ただ、京都は再び訪れたいという声が多く、人気の高さが伺えました。また、意外にも英国人の心をとらえて離さなかったのが「下駄」。展示の下駄を見て「カッコイイ!」「どこで買えるのか」「履いてみたい」「健康にもいいんでしょ」といった声が相当数あり、男女問わず人気でした。

英国から日本へは長距離の移動を伴うため、旅行先として選択してもらうには工夫が必要ですが、JLGCでは、JAPAN祭りのように日本に関心がある層が来場するイベント等の機会を捉えて、日本の各地方のPRを効果的に実施していきたいと考えています。

1ロンドン事務所ブース
↑JAPAN祭の会場の様子
2会場の様子
↑JLGCのブースの様子
3展示の下駄
↑JLGCブースに展示し好評を博した下駄

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