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調査・研究

フィンランドの地方自治情報メモ

フィンランド

ヘルシンキ市における育児施設の電子申請

2010年08月01日 

 ヘルシンキ市内に在住する者を対象として、市内の育児施設の入所申し込みの電子申請サービスを開始したとヘルシンキ市が発表した。
 ヘルシンキ市の関係部署が、ヘルシンキ市が運営または一部業務提携をしている市内の各育児施設にその申請内容を伝える。住民は同市が運営する各種電子申請を取り扱うeServicesで、育児施設入所の電子申請を利用することができる。この電子申請サービスでは各個人ごとにフォルダが作成され、申請者は銀行口座番号を入力することで各自の申請を確認することができる。申請書が受理されてから2週間以内に育児施設の担当者が申請者に連絡をすることになっている。ただし、申請者は育児施設の利用が必要な時期の4ヶ月前に申請する必要がある。申請は、英語、フィンランド語及びスウェーデン語で対応可能である。
 育児施設を利用できるのは、原則として義務教育前の児童となっている(必要に応じて義務教育後の児童も扱う。)。育児施設は1日またはパートタイムで利用できる。育児施設利用の申請は年間を通じて受け付けており、パートタイム利用の申請は年に1回である。

 ヘルシンキ市内には育児施設として、デイケアセンターと家族デイケア施設がある。デイケアセンターは、市営の施設や民間と一部業務を提携している施設で市内に300施設以上あり、利用可能な時間帯は、1日(5~7時間、時間外も可)、パートタイム(3~5時間)及び24時間サービスを提供するところと多岐にわたっている。家族デイケア施設は市内に2600施設あり、育児サービス提供者の家や児童の家で育児サービスを提供するものである。利用可能な時間帯は、1日(5~7時間、時間外も可)、パートタイム(3~5時間)となっている。

【出典】
ヘルシンキ市社会サービス部ウェブサイト

http://www.hel2.fi/social_service_department/service/daycare.htm

ヘルシンキ市ウェブサイト
http://www.hel.fi/wps/portal/Helsinki_en/Artikkeli?WCM_GLOBAL_CONTEXT=/Helsinki/en/News/News&CACHEPARAM=You_can_apply_for_a_day_care_place_electronically#You_can_apply_for_a_day_care_place_electronically

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