Japan Local Government Centre (JLGC) London > 調査・研究 > 欧州の地方自治情報 > 英国 > 英国の地方自治メモ > 監査官が「イージーカウンシル」モデルに異議

調査・研究

英国の地方自治情報メモ

英国

監査官が「イージーカウンシル」モデルに異議

2010年09月24日 

格安航空会社のサービスを手本とした、英国初の「イージーカウンシル」(※)としての改革を試みるロンドン北部バーネット区の取組は、区のリーダーたちは適切な事業計画の策定に失敗しているとする独立監査の指摘を受けて難航している。
外部監査官のグラント・ソーントン氏は、イージーカウンシル方式は主要な公共サービスの削減や民営化についての充分な費用便益分析が欠けていると警告した。バーネット区は勧告を受け入れる予定だが、施策のガバナンスについては、全般的にしっかりしていると主張している。
※イージーカウンシル
全ての住民に提供される公共サービスを減らして基本的なもののみとし、それ以上のサービスの利用に対しては利用者に料金を課す方式をとる自治体の通称。イージージェット、ライアンエアなど格安航空会社の業務方式をモデルにしている。
*参照 地方自治体協議会(Local Government Association)の「News headlines」について 24.9.2010

ページの先頭へ