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EU、英国初の波力発電プロジェクトを支援

2010年09月20日 

 イングランド南西部コーンウォールの沖合16キロの海域で、英国初の波力発電基地「ウェーブハブ(WaveHub)」が設置された。出力は20メガワットと、この種の施設としては世界最大規模。
 この施設は南西イングランド地域開発公社(SWRDA)と地場企業2社によって開発され、資金は地域当局、英政府、欧州連合(EU)が共同で拠出。米オーシャンパワー・テクノロジーズ(OPT)をはじめ、国内外の企業にまず5年間リースされる予定になっており、海底ケーブルで送電し、陸上の電力網に系統連係される。波力発電市場は2050年までに20億ポンドに拡大し、2040年までに1万6,000人の雇用を創出すると見込まれるため、このプロジェクトは英産業界にとり非常に大きなチャンスになると考えられている。また、イングランド南西部はこれを通じ、グリーン産業の専門センターとしての地位を確立できることになる。

【出典】
プロジェクトに関する南西イングランド地域開発公社とコンバージェンス・プログラムからの情報
http://www.southwestrda.org.uk/working_for_the_region/key_sw_projects/cornwall__the_isles_of_scilly/wave_hub.aspx
http://www.convergencecornwall.com/convergence-investments/wave-hub-development-costs-south-west-regional-development-agency.php

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