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第三者報告書、EU地域政策の見直し提言

2009年08月21日 

EUの結束政策はなおも改善の余地がある——。
欧州委員会が発表した第三者報告書は、現在までの地域政策の成果をこう評価した上で、2013年以降について様々な提言を行っている。
 この報告書はイタリア経済・財務省のファブリツィオ・バルカ開発政策局長によって取りまとめられたもので、同氏は結束政策の影響を「不満足」と主張。より効果的なものにするには、改革が必要との見方を示した。
 報告書ではその柱として10の主要ガイドラインが示されており、中でも目立つのが欧州委員会の権限を強化すべきという点。目標の達成度を評価するだけでなく、費用対効果の観点から、必要に応じてプロジェクトの優先順位を変更できるようにすることを提案している。さらに、欧州委が検証可能なコミットメントを特定するとともに、同委が「実施評価」(必要なら)、加盟国が「結果に関する戦略報告書」を毎年準備すべきとした。

出典:
– Barca report: “An agenda for a reformed cohesion policy” April 2009
http://ec.europa.eu/regional_policy/policy/future/pdf/report_barca_v0306.pdf
– ユーロジャパンセンター

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