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スコットランドで高エネルギー効率の「水素オフイス」開設

2011年01月20日 

 スコットランド東部ファイフの町メシル(Methil)にあるエネルギー・パーク内で1月18日、自家発電設備を持つ「水素オフイス(Hydrogen Office)」がオープンした。この施設は北海沖の新たな洋上風力発電所の近くに位置し、出力750キロワットの風力タービンと10キロワットの燃料電池を組み合わせた水素エネルギーシステムを有する。
 風力タービンによって発生した電力を強力な燃料電池に蓄え、無風の日にこれを放出する仕組みだ。
 水素オフイスはスコットランド開発公社、欧州連合(EU)の欧州地域開発基金(ERDF)、ファイフ自治体、スコットランド自治政府、アルシェラ・インベストメンツ(Alsherra Investments Ltd.)、非営利団体のエナジー・セービング・トラストの共同開発により、470万ポンドを投じて完成した。敷地面積54万2,000平方メートルのメシル・ドックス・ビジネスパークのエネルギー需要を満たすだけでなく、周辺の家庭の家電や自動車にも電力を供給できるようになる見込み。

【出典】水素オフイスのウェブサイト
http://www.hydrogenoffice.com

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