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CLAIRメールマガジン vol.231(2019年7月16日)=石川県の欧州(ロンドン・パリ・フランクフルト)事業

2019年07月16日 

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【ロンドン事務所】石川県の欧州(ロンドン・パリ・フランクフルト)事業
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石川県では、県内企業の海外販路開拓支援、及び県内への観光誘客を目的と
して、現地バイヤー、食品卸業者、レストラン・ホテル関係者、ギャラリー・
ショップ関係者などを招待して、ロンドンで5月30日に観光セミナー、ビジネ
ス商談会、夕食懇談会、そしてパリで6月3日に、ビジネス商談会、食文化提
案会、4日に観光セミナーを、さらにフランクフルトで6日に地酒の商談会を
開催しました。

ロンドンでの観光セミナーでは、谷本知事が県の魅力をトップセールスして
石川への誘客を呼び掛けました。その後、県内ホテル、旅館等の宿泊事業者と
現地旅行会社、メディア関係者等との商談会を実施した結果、現地旅行会社の
中には、石川県への旅行商品を造成し、来年秋の送客を決める旅行会社が出て
くるなど、県内宿泊事業者との商談は活気があふれていました。
また、ビジネス商談会では、現地バイヤー、食品卸業者、レストラン関係者、
ギャラリー・ショップ関係者など132人が参加し、県内の日本酒、食品、伝統
工芸など21社と商談を実施しました。早速、現地バイヤーと契約を交わし、英
国市場に手ごたえを感じていた企業もありました。

その後、引き続き開催された夕食懇談会では、県内酒造メーカー11社が共同
で開発した、アルコール度数をワイン並みに下げた、欧州向け地酒のお披露目
も行われました。

パリでの食文化提案会では、石川県の多彩な「食」の魅力を発信し、県産食
材の販路拡大と誘客促進につなげるため、食品、酒の輸入会社の代表や現地星
付きレストランシェフ、ソムリエなど約50名を招待しました。欧州向け地酒と
併せ、老舗旅館「加賀屋」の料理長が旬の素材を使った加賀料理を輪島塗や九
谷焼などの器で提供し、また、金沢芸妓による唄や踊りで花を添え、県の食文
化を総合的に発信しました。

県では今回の欧州での一連の事業を機会に、県内企業の欧州での更なる販路
拡大や欧州から県への誘客に期待を寄せています。

ロンドン事務所 所長補佐 本谷

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