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CLAIRメールマガジンvol.319(2023年5月12日)=英国初、イスラム系の主要政党党首の誕生/「英国多文化コミュニティ政策交流プログラム」を実施します

2023年05月12日 

 ロンドンの街なかや公共交通機関で耳を澄ますと、周囲からは英語以外の様々な言語が聞こえてきます。この要因として、多様な背景を持つ多くの居住者がいることが挙げられます。例えば、ロンドン市内のケンジントン・チェルシー区は、英国内で最も非英国生まれの居住者の割合が高い地域であり、その割合はなんと53%に上ります。
 そのような英国内の多様性を表す出来事として、昨年10月に英国初のインド系首相としてリシ・スナク氏が着任したことも記憶に新しいですが、この度、3月28日に、ハムザ・ユーサフ氏がイスラム教徒として初めて英国内の主要政党の党首に当選し、スコットランド自治政府の首相に就任しました。ユーサフ氏は、パキスタン出身の父とケニア出身の母の間に生まれ、党員投票以前はスコットランド自治政府の保健相を務めていました。インド系の首相、イスラム教徒の主要政党党首となった両氏は、英国の変化の象徴であるとされています。
 英国国家統計局の統計によると、2021年の英国内における非英国出身人口は、約961万人であり、全人口における割合は約14%です。なお、2011年時点の非英国出身人口は約766万人であったため、10年でおよそ25.5%増加している現状があります。
 このように、多様なルーツを持つ居住者を多く抱える英国では、行政、地域、NPO等がそれぞれの立場から多文化共生に関する取り組みを進めています。そこで、クレアでは、様々な施策が展開されている現場の視察や関係者との意見交換等を通して、日本の自治体等における多文化共生施策の企画立案等に寄与することを目指し、2023年7月に「英国多文化コミュニティ政策交流プログラム」を初めて実施します。
 対象は、地方公共団体職員及び地域国際化協会・市区町村国際交流協会等の職員で、現在参加者を募集中です。
 昨年、事前視察を行った際の報告書も以下のウェブサイトに公開しておりますので、ぜひご覧いただき、参加をご検討ください。
URL:https://www.clair.or.jp/j/multiculture/jiam/ukprogramme.html

ロンドン事務所 所長補佐 畑

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