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英国

コロナ禍の子宮頸がん検診の取り組み~受診率が低い原因を検査キットを使ったセルフチェックで解決~

2021年03月05日 

イングランドでは、子宮頸がんの検診がコロナ禍の影響を受けて遅れており、病院での受診
が再開したものの、コロナの感染を心配して、受診をためらうという調査結果(※)が出てい
る。傾向として、白人女性よりも、黒人・アジア人・少数民族の女性が子宮頸がんの検診や、
病院にかかること自体を危惧している。しかし、そもそもコロナ禍以前から受診率が低いこ
とも分かっている。
この調査を行ったチャリティ団体 Jo’s Cervical Cancer Trust が、早急な対応を求めた
こともあり、NHS イングランドi、パブリックヘルスイングランドii、キングスカレッジロン
ドンが、ロンドンの住民を対象として、試験的に検査キットによる自宅でのセルフチェック
を導入した。
デンマークとオーストリアではすでにセルフチェックが導入されているが、イングランド
での試行は初のことである。ロンドンの住民が対象となった理由としては、ロンドンは国内
でも子宮頸がんの検診率が低いため、試験を行うのに適当だということである。

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                      所長補佐 萩ノ脇 2021.2

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