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CLAIRメールマガジンvol.220(2019年1月11日)=イギリスのキャッシュレス決済事情

2019年01月17日 

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【ロンドン事務所】イギリスのキャッシュレス決済事情
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イギリスでは急速にキャッシュレス決済が進んでいます。UK FINANCEのレポー
トによれば、全支払いにおける現金の割合は2007年には61%だったものが2017年
には34%に激減し、2027年には16%にまで減るだろうと言われています。

現金に代わり、現在もっとも使われている支払い手段はデビットカードです。日
本ではカードといえばクレジットカードが主流ですが、かつて小切手が使われて
いたイギリスでは小切手の代替手段として登場したデビットカードが普及し、成
人の96%が所持していると言われています。銀行のATMカードと一体になっている
ので多くの人が所持しているのも頷けます。

さらにデビットカードの注目すべき点はコンタクトレス決済機能がついているこ
とです。コンタクトレス決済とは、機器にかざすだけで支払いができるもので、
日本でクレジットカードを使うときのようにカードを機器に挿入して暗証番号を
入力する必要はありません。スーパーやレストランはもちろん、マーケットの露
店に至るまで多くの場所でコンタクトレス決済用機器が導入されており、カード
をかざすだけで支払いができるので、非常に便利で、一度使えばコンタクトレス
決済でない場合に不便さすら感じるほどです。

近年ではアプリ専用銀行のMONZOカードなど、コンタクトレス決済機能に加え、買
い物履歴を自動で整理してくれる家計簿機能のついたカードも登場し、利用者の
利便性はますます向上しています。

金融とITを融合したフィンテックの育成に力を注ぐイギリスでは、今後ますます
キャッシュレス化が進んでいくことが予想されます。日本でもキャッシュレス決
済の取り組みが進められていますが、生活のあらゆるシーンで使え、日本人にと
っても外国人にとっても便利で使いやすいキャッシュレス決済が進んでいくこと
が期待されます。

ロンドン事務所 所長補佐 宇野

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