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デンマーク

デンマークにおけるインターナショナルスクール増設案

2010年03月08日 

デンマークでは、海外から赴任する高度な技術を持つ者の子供が通うインターナショナルスクールが不足している。このことを受けてインターナショナルスクールの増設を盛り込んだ政府案が提出された。
高度な技術を持つ外国人がデンマークで将来働くことを考える場合、彼らの子供の教育が確保されることが重要である。そのため、現在デンマークでは歴史や数学など様々な分野において英語で授業が受けられるようになっている。
外国人労働者のためにインターナショナルスクールを増設するため、1月29日にBertel Haarder教育相はデンマーク国内におけるインターナショナル支援校の創設を提案した。
この案が可決された場合、デンマーク語以外の言語で授業が可能な私立学校が国内に分校を設立できるようになる。また国際的な試験を実施しておりデンマークへの進出を考えている中等教育課程にある私立学校も同様に分校を設置できるようになる。
Bertel Haarder教育相は次のように述べた。「すばらしい能力を持つ者を我が国へさらに引き入れる必要がある。将来において社会全体で創造力を強化し、知識を深めるためには、国際競争力は不可欠なものである。インターナショナルスクールを増設することにより、高度技術を持つ外国人労働者がデンマークで働くことを考える重要なきっかけとなる。」

【出典】デンマーク教育省ホームページ
http://www.eng.uvm.dk/Aktuelt/News/Eng/2010/Feb/100201%20More%20international%20schools%20to%20pave%20way%20for%20highly%20educated%20foreign%20labour.aspx

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