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ERDF、東スコットランドの雇用創出に貢献

2011年03月18日 

 ERDFはこのほど、東スコットランド投資基金(ESIF:East of Scotland Investment Fund)に180万ポンドの資金を提供した。
 ESIFは、既存・新規の中小企業に総額500万ポンドの融資を行うのが目的。各社は5万ポンドまでの借り入れが可能で、設立または事業拡大コストの最大半分を賄うことができる。同基金を通じ、向こう5年間で最大1,000人の雇用が創出される見込みだ。
 ESIFは2010年、金融大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)によって設立された。同行は初期資金として150万ポンドを拠出、残りの170万ポンドは9つの地元自治体(アンガス、ダンディー、エディンバラ、フォーカーク、ファイフ、ミッドロージアン、マレー、パース&キンロス、ウエストロージアン)が提供した。スコットランド自治政府のジム・マザー企業・エネルギー・観光相は3月14日、同基金の運用開始を宣言している。なお、スコットランドの西岸でも過去14年にわたり同様のスキームが運営されている。

【出典】
– “Investment fund open for business”, Scottish government press release, 14 March 2011
http://www.scotland.gov.uk/News/Releases/2011/03/14105227
Example of funding application form for SMEs: http://www.eastscotinvest.co.uk/sitepix/downloads/ESIF_application_ERDF.pdf

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