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CLAIRメールマガジン vol.178(2017年5月19日)=犬の散歩は一度に4匹まで-自治体で新たなルールが施行

【記事】犬の散歩は一度に4匹まで-自治体で新たなルールが施行
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英国人はとても犬が好きな国民で、英国では866万匹(*1)の犬が飼われていると
言われています。日本では991万匹(*2)と言われていますから、国の面積と人口
を比べても英国でいかに多くの犬が飼われているかがわかります。

街や公園を歩いていても犬と散歩している人たちをよくみかけます。しかも、
小型犬から大型犬に至るまで、そのほとんどがリードに繋がれていません。ま
た、飼い主の躾が行き届いているのか、散歩中に犬同士が威嚇し合ったり、飼
い主以外の人に吠えたりといった光景も見かけません。とはいえ、ペットのす
べてが品行方正で、また飼い主のすべてがマナーを守っているわけではなく、
地域の住民からのクレームもかなりあるようです。

折しも、5月1日に英国南部、ハンプシャー州の港町ゴスポート市で、ペットの
散歩に関して新たな規則が施行(*3)されました。従来からの国内法である「20
05年近隣美化環境法」の「犬の制御に関する規則(*4)」が失効するため、その
後の効力の維持を図るため市独自で「公共スペース保護規則」というルールを
作ったというわけです。

というのもゴスポートは人口密度が高く、狭い公共の場所での犬の散歩は住民
の大きな関心事だったからです。それを裏付けるかのように新たなルールに対
するパブリックコメントを募集したところ、300件以上の意見が住民から寄せら
れたそうです。

その結果、1人の飼い主が一緒に散歩できる犬の最大数は、従来の6匹から4匹に
減らされることとなりました。もし、一度に5匹以上散歩させた場合は、100ポ
ンド以下の罰金が待っています。それでも4匹までは一緒に散歩できるのですか
ら、日本の愛犬家からすれば、ゴスポートの飼い主、そして犬たちは恵まれて
いるのではないでしょうか。しかも、問題がない限り、犬たちをリードに繋ぐ
必要もないそうです。

一部のマスコミ(*5)は、こうした規制の動きは他の自治体にも広がると見てい
ます。

(ロンドン事務所所長補佐 浅野)

(*1)http://www.pfma.org.uk/pet-population-2016
(*2)http://www.petfood.or.jp/topics/img/160129.pdf
(*3)https://www.gosport.gov.uk/sections/your-council/press-releases/revised-rules-on-dogs-to-be-decided/new-rules-on-dogs-agreed/
(*4)http://www.legislation.gov.uk/ukpga/2005/16/part/6/chapter/1/crossheading/dog-control-orders
(*5)http://www.itv.com/news/2017-05-01/100-fine-if-you-walk-more-than-four-dogs-at-same-time/

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