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CLAIRメールマガジンvol.212(2018年9月14日)=ウィンドラッシュ世代

2018年09月19日 

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【ロンドン事務所】ウィンドラッシュ世代
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「ウィンドラッシュ世代」とは、今では英連邦加盟国(Commonwealth of Nations)
となったジャマイカやカリブ海地域から英国に移住した移民やその子供たちを
指します。彼らは1948年から1970年代にかけて、第二次大戦後の英国の労働力
不足を補うため、英国政府によって招き入れられ、社会復興に貢献してきた人
々です。彼らが英国に旅立つために乗船したエンパイア・ウィンドラッシュ号
にちなみウィンドラッシュ世代と呼ばれるようになりました。

このウィンドラッシュ世代が、奇しくも彼らの初上陸から70周年にあたる今年、
英国のマスメディアで大きく取り上げられています。

事の発端は2014年の改正移民法で、政府による不法滞在者取締り強化の一環に
より、移民に対し国籍証明書や永住許可証などの正式書類の提出が求められた
ことから始まりました。というのも当時ウインドラッシュ世代の親と共に渡英
した子どもの多くは旅券やビザなど公的書類を持たずに入国したため、今とな
っては合法的に居住していることを証明するのが難しい状況にあります。

さらに今年になり、1971年制定の移民法により彼らが永住権を与えられた際の
記録を内務省が紛失するという政府の重大ミスが発覚しました。

改正移民法案により就労や社会保障の受給時に身分を証明する書類が必要にな
ったことで、ウィンドラッシュ世代は不法滞在の扱いを受け、中には強制退去
させられた人々もいます。

このことに対し、概ねマスコミは英国社会の発展に貢献してきたウィンドラッ
シュ世代を同情的に報じ、さらには国の責任を問われたアンバー・ラッド内務
大臣が辞任する顛末となりました。

移民の先駆けとなったウィンドラッシュ世代は、様々な人種差別に遭いながら
も今日の英国の繁栄に貢献してきた存在として広く認識されており、今回の不
当な扱いが人々の高い関心を集めています。

ロンドン事務所 所長補佐 山口


CLAIRメールマガジンvol.210(2018年8月10日)=Behind Every Great City -ロンドン市における女性活躍の推進-

2018年08月20日 

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【ロンドン事務所】Behind Every Great City -ロンドン市における女性活躍の推進-
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2018年5月末、ロンドン市(Greater London Authority)の事務総長に初めて
女性が任命されました。2016年の就任以来、サディク・カーンロンドン市長は、
選挙公約で掲げたとおり積極的に女性幹部の登用を進め、現在、第一副市長を
はじめとする数多くの要職に女性が名を連ねています。首都を守る警察・消防
では共に組織トップと担当副市長に女性が就いているほか、交通局の担当副市
長も女性です。また、ロンドン市長の公式プロモーション機関であるロンドン
&パートナーズやロンドン・オリンピック・レガシー開発公社のCEOもそれぞれ
女性が務め、市長に経済関係の助言等を行う機関の理事会メンバーも半数近く
が女性です。

一方で、市が昨年実施した調査では「自らの性が職場での昇進の妨げになってい
る」と回答した女性が男性の約3倍、逆に「自らの性が職場での昇進に有利に働
いている」と回答した男性も女性の約3倍との結果(※1)が出ました。英国統計
局のデータでも、ロンドンにおける男女の給与格差がこの20年で0.5%程度しか縮
まっていないことが示されており、英国で1918年に女性が参政権を勝ち取ってか
ら100年が経つ今なお、ロンドンにおける男女間の不平等が厳然と存在している
ことが分かります。

そうした中、自らを“a proud feminist”と語るカーン市長による新たな男女平
等施策“Behind Every Great City(※2)”が昨年末に発表されました。これは、
1960/70年代のフェミニスト運動の世界的なスローガン「behind every great
man stands a great woman」(偉大な男性の背後には必ず偉大な女性がいる)
を意図的に利用し、女性が男性の後ろに立つのではなく、「女性の力なくしては
偉大な都市はない」といったメッセージを伝えようとするものです。2018年は、
「新年の抱負に男女格差是正への決意を発信しよう」と市長自らが市民や企業に
呼びかけることから始まり、男女の格差を表現したユニークな動画を流したり、
英国議会前広場への女性参政権活動家像の設置(同広場初の女性像)を始めとし
た各種の女性参政権100周年記念行事の実施、一年間にわたる地下鉄での女性ア
ーティスト限定の作品展示プログラム等が行われています。また市では、優秀な
幹部職員と未来の女性幹部候補をペアリングして女性のキャリア支援を行う
Our Time(※3)といった試みも始められました。

なお市では、法律で義務付けられる前から男女間給与格差の結果を公表し、それ
に基づきパートタイムや柔軟な働き方の選択肢の拡大、メンター制度、公正な採
用方法に向けた取組等を実施し、企業等の模範となることも目指しています。さ
らには、女性に向けられる暴力撲滅を目指した戦略(※4)もこのほど発表し、
女性の総体的な地位の向上も図ろうとしています。

現市長の強力な後押しの下、ロンドン市の幹部登用にとどまらず、一般の女性た
ちが環境改善を実感できるまでに影響を拡げていけるのか、今後も注視していき
たいと思います。

(※1)2017年11月YouGov社調べ

https://londondatastore-upload.s3.amazonaws.com/GLA%20YouGov%20Results%20November%202017%20-%20gender%20inequality.pdf

(※2)

https://www.london.gov.uk/press-releases/mayoral/mayor-of-london-launches-behindeverygreatcity

(※3)

https://www.london.gov.uk/what-we-do/communities/our-time-supporting-future-leaders

(※4)

https://www.london.gov.uk/mopac-publications/mayors-violence-against-women-and-girls-strategy-2018-2021

ロンドン事務所 所長補佐 牧田


CLAIRメールマガジンvol.208(2018年7月13日)=ヨーロッパ最大の鉄道工事計画がついに完成~エリザベスライン~

2018年07月19日 

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【ロンドン事務所】ヨーロッパ最大の鉄道工事計画がついに完成
~エリザベスライン~
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クロスレールプロジェクトとして知られていたヨーロッパ最大の鉄道工事が完
成し、エリザベスラインが2018年12月に一部区間を除きオープンする予定とな
りました。全長21キロメートルの2連のトンネルを都市の地下に完成させ、そ
の投資額は約150億ポンドにも及びます。TfL(Transport for London)※1によ
れば、2001年にクロスレール社とTfL、運輸省が連携し、工事計画がスタート
しました。これまでは通称でクロスレールと呼ばれていましたが、2016年2月
に、エリザベス女王が自らエリザベスラインという新しい名前を公表し、関係
者を激励しました。2017年6月にはエリザベスラインに使用される予定の新し
い車両をロンドン市内の一部区間で運用開始し、更に2018年5月には英国最大
の空港であるヒースロー空港とロンドン市内間の路線をオープンしました。全
路線の開通予定は2019年12月としており、約20年越しのプロジェクトが完成し
ようとしています。

使用される車両には最新鋭の技術が採用されており、4G回線と同程度のWifi、
大きな窓、車いす用スペース、更にはエアコンも完備されています。実はロン
ドンのほとんどの地下鉄には構造上設置が不可能なためエアコンが付いておら
ず、夏の地下鉄は非常に暑いです。この新型車両は現在走行する地下鉄車両の
およそ2倍の全長200メートルの列車を採用しているにもかかわらず、最大30%
の省エネとなっており、環境への配慮もされています。

2017年から2018年にかけてチューブ(TfL管轄の地下鉄)の利用回数が4,400万
回減少し、想定よりも収入が8,900万ポンド下回りました。TfLはエリザベスラ
インの開通により年間2億ポンド以上の収益増、また、過剰に混雑しているセ
ントラルラインの混雑緩和を期待しています。

(※1)ロンドン交通局

ロンドン事務所 所長補佐 吉嶋



Taste Nara “ならじかん”

2017年06月29日 

奈良市では、「奈良を味わう」をテーマに、国内・海外問わず奈良市の食の新しい魅力を発信する「Taste Nara“ならじかん”」ホームページを、5ヶ国語(日・英・仏・中・韓)で公開しています。

ここで紹介している奈良の食は、1200年以上前に伝わった奈良のお茶「大和茶」、清酒発祥の地・奈良の「日本酒」、日本一の糖度を誇る奈良のいちご「古都華(ことか)」の3つです。ホームページの記事をご覧になった方が、実際に作り手や伝え手に会いに行き、食の奥深さや奈良の人の温かさを味わい、とっておきの時間を過ごしていただくことを目的としています。

Taste Nara “ならじかん” (日本語)http://narajikan.jp/



平成29年度(2017年度)「神戸市海外ビジネスコーディネーター」(ドイツ)の公募について

2017年01月20日 

神戸市では、海外地域との経済交流を促進するため、平成27年度より、経済成長著しい東南アジア地域(拠点:シンガポール)と、先進的企業が多い欧州(拠点:英国・ロンドン)の2カ所に「神戸市海外ビジネスコーディネーター」を配置し、コーディネーター独自のネットワークとノウハウを活用して、ビジネスマッチング等に取り組んでいます。
今後さらに神戸市の強みを活かした分野でコーディネーターとの連携強化を図るため、平成29年度の欧州での委託先事業者はドイツに配置することとし、委託先事業者を公募します。

詳しくはこちら(神戸市HP)


ピース・アーチ・ひろしまプロジェクト ~広島から世界へ,音楽を通じた平和のメッセージ~

2016年10月21日 

ピース・アーチ・ひろしまプロジェクトは世界共通言語である音楽を通じて広島から世界に強く平和のメッセージを発信するとともに,継続的な平和貢献活動を支援できる仕組みを構築することを目的としています。

ピース・アーチ・ひろしま (PDF 812KB)

詳細は、こちらのHPで確認することができます。


「まんが王国とっとり国際マンガコンテスト応募作品募集中!」

2016年06月07日 

日本国鳥取県では、より多くの方に マンガに対して関心を持っていただくとともに、「まんが王国とっとり」の取組を広く国内外に発信することを目的として、「まんが王国とっとり国際マンガコンテスト」を開催します。
個性あふれるまんが作品を募集していますので、是非ご応募ください!(応募期間:4/25~8/31)
leaflet_japanese (1.17MB)

詳細は、こちらの鳥取県HPで確認することができます。


第10回飛騨高山現代木版画トリエンナーレ2017

2016年05月31日 

 飛騨高山は古来より木に恵まれ、独特の文化を育んできました。この地方で昔から盛んな木版画は「飛騨版画」と呼ばれ、伝統的な技法を継承しつつ、独自の表現の創造に取り組んでいます。「木」という素材に恵まれ、木版画を大切にしてきたこの地から、飛騨高山の文化の振興と文化の息吹を発信することを目的として、素材を生かした新たな技法の発想と表現の創造を国内外に広く募るものです。

 今回、第10回を迎えることとなり、これを機に本公募展の目的である『本市の文化の振興と文化の息吹の発信』の更なる充実に向けて、今回から国際公募展として実施することといたしました。海外からの出品(応募)についても広く呼びかけることとしています。

poster_jp (PDF 865KB)

詳細は、こちらの岐阜県高山市HPで確認することができます。


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